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結構ヤバスだYo
でも過ぎてしまった事だしYoお、忘れるYoお
この話は私が平成十一年に体験した事の中で、最も恐ろしい話です。
あれは確か、とても暑い夏のある夜の事でした。
私はうつぶせで、ちょうどバンザイをしたような格好で、顔の横に手を置いて、寝ていたのです。
そうしながら考え事をしていると、急に金縛りが起こりました。
金縛りはいつもの事なのですが、その時は、隣で寝ている妻の花桜梨(仮名)以外の気配が感じられました。
言葉ではうまく説明出来ないのですが・・・
とても冷たく・・・
とても陰気で・・・
それでいてとても希薄な存在を感じました。
金縛りにかかっているので、逃げる事も出来ず、僅かに動く右手で何とか金縛りを外そうとしました。
そうしていると、左手の手の甲に、爪で軽くカリカリカリッと、引っ掻かれる様な感覚があり、金縛りが解けました。
私は、妻の花桜梨を起こして状況を説明し、何者かに引っ掻かれた左手を見てみましたが、爪痕などはありません。
妻は右側で寝ているのでとどきませんし、飼っている猫とも違うようでした。
そんな事があってから、我が家で次々と奇怪な現象が起こるようになりました。
ある夜は、カーテンに人影が写り・・・
またある夜は、誰かが足元にいるので、花桜梨がトイレにでも行こうとしてるのかと思い、声を掛けたら、花桜梨は隣で寝ていたというような事がありました。
そんな事が何度か続いて、もしかして、霊を呼んでしまったのではないかと考えるようになりました。
それは、私には何度かこういう経験があったからなのです。
そして、ある夜、ベットの周りをヒタヒタと歩いている気配がありました。
もう耐えられない程の恐怖を感じながら、どうしたらよいのか考えていると、私の頭元で足音が止まり・・・
「・・・・O月X日・・・ブツブツ・・・」
と言ったあと、またヒタヒタと歩き始め、またブツブツと、なにか喋った後、しばし黙ってヒタヒタと歩き出しました。
ヒタヒタヒタヒタ・・・・
ヒタヒタヒタヒタ・・・・
何時までも歩いているようでした。
私は、何かを見ることはあっても、声を聞くことは、ほとんどないので、かなりの恐怖を感じていました。
その時また頭元で足音が止まりました。
とてつもない緊張感と、長い沈黙の後、耳元に息遣いが聞こえ・・・
女の声ではっきりと・・・
「・・・かおり・・・」
と・・・・
私が呼んでたんじゃなかったんです。
妻が呼んでいたんです・・・。
AM 12時くらい

